スタッフブログ

学生の、学生による、学生のためのアイデアコンペ

2024年5月25日土曜日。
大学生の持ち込み企画「学生の、学生による、学生のためのアイデアコンペ」が開催されました。

高校生のカリキュラムに「総合的な学習(探究)の時間」が数年前から導入されました。それをさらに探究したり、また新たなアイデアふくらませ実現化に向けて動いている大学生がいます! 彼らのアイデアをコンペ形式で発表しました。

審査員は、5名。
・オモケンパークディレクター:面木健氏、
・一般社団法人子育てネットワーク縁側moyai代表:オノユリ氏
・NPO法人ソナエトコ理事長:水野直樹氏、
・イラストレーター:TOMMY-ZAWA氏、
・はあもにい館長:吉田稀世。

すでに熊本でそれぞれの専門分野で先駆者となってきた方々です。

今回のアイデアコンペのテーマは、「好き×地域の魅力化」
熊本県内から地域を1つ選定し、「好き」を掛け算して、地域を魅力化するプランを大学生5名がプレゼンしました。

学生アイデア6.JPG

1人目は「合志市×マルシェ」。ピッチ者が感じる合志市の課題を解決する策として、持続可能に地域住民がつながるマルシェを提案。子どもや若者がもっと自分の住む地域を好きになってもらうにはどうしたら良いか、地域がつながることの重要性を訴えました。学生アイデア4.JPG

2人目は、「メディアの力で熊本を魅力化」
熊本県の生産年齢人口が減少していることを危惧。しかし熊本には学生を応援したい社会人がたくさんいること、「熊本愛」が強い学生が多くいることに注目し、SNSやポッドキャストというツールを使い熊本県内にある企業の魅力を発信。学生と企業が直接話せるオンラインコミュニティを構築していくことを提案しました。
学生アイデア1.JPG

3人目は、「熊本魅力化~音楽フェスで心を揺らせ~」
千葉県出身のピッチ者は浦安市のディズニーランドを例に、熊本を音楽でもっと賑やかにしたいと熱く語りました。ただ音楽が溢れているのではなく、曲には人の思いが乗っていること、それに助けられてきた自分の経験を通して、音楽の魅力を色んな手法を使って発信し次世代につないでいきたいとアイデアを発表しました。
学生アイデア2.JPG

4人目は、「マンガ表現×絵本」で自分の気持ちをスムーズに英語で話せるようになる!「Emo-Lan-learning」
大学の芸術学部でマンガ表現を学んだピッチ者は、自らマンガ表現を取り入れた絵本で英語学習ができる教材を制作。さらに発展形として観光マップとイラストと英語で熊本の魅力を発信したいと提案しました。
学生アイデア3.JPG

5人目は、「宇宙×地域の魅力化」
教育面でどうしたら宇宙に興味を持ってもらえるか。観光面でどうやって宇宙と熊本を結びつけるかを提案。自分たちで開発・販売している天文普及カードゲーム「SPACE FIGHT」を用いて地域の天文台とコラボしたり、子ども向けイベントを開催したりして、天文ムーブメントを巻き起こしたいと熱く語りました!

コンペ結果は

最優秀賞:「宇宙×地域の魅力化」 
優秀賞:「Emo-Lan-learning」
人を繋げるで賞:「合志市×マルシェ」
成長がますます楽しみで賞:「メディアの力で熊本を魅力化」
ガラス張りスゲェーで賞:「熊本魅力化~音楽フェスで心を揺らせ~」
オーディエンス賞:「メディアの力で熊本を魅力化」

5名の審査員からは、「私たちが学生の頃、ここまで考えていなかったなぁ」と驚きと感心の声とともに、ぜひ実現していって欲しい、困った時は信頼できる大人を頼って欲しいなどアドバイスがありました。
学生アイデア5.JPG

コンペ後の交流会の時間は、大人と学生が混ざって活気あふれる時間となりました。このコンペを企画した学生事務局の3名を含め、熊本にはアイデアとやる気でみなぎる若者がたくさんいることに大きな励ましを得ました。熊本の未来が楽しみである!!