先日、熊本を大きな台風が襲いましたね。
地震、大雨…さまざまな自然災害が日本各地で起きており、
自分たちの身にいつ降りかかるか、誰にも分かりません。
防災、減災には日ごろの備えが大切です。
本日、はあもにいでは「はあもにい防災調査隊」を実施いたしました。
男女共同参画の視点から見る防災は、いま、非常に重要視されているのです。
講座では、NPO法人ソナエトコ代表 水野直樹さんを講師に、
自分で考え、自分で行動する防災を学びました。

危険個所を調査してみたり、場所場所による避難場所を考えてみたり。


みなさん、真剣に取り組んで下さり、子どもたちも楽しみながら一生懸命考えてくれました。
ぐらぐらっときたらどうするか?という講師の声に、しっかり頭を守り、丸くなる参加者たち…
お父さんは、自分の子どもを守るようにして丸まっていますね。

災害が起きた時の家族の<キメゴト>を記した巻物作りも行いました。

クロスロードという防災ゲームも体験してもらいました。
これは、災害にあった時、「あなたならどうするか?」を考えていただき、
YES、NOで答えてもらうゲームです。
問題は、避難時や災害時に起こり得る、究極ともいえる局面で、
何を選択するか、という内容になっており、それに対する正しい答えは
存在しません。
自分はなぜ、YESなのか、NOなのか、しっかりと考えてもらい、
また、自分とは違った考えにも耳を傾けることが大切なゲームです。

たとえば…
「あなたは避難所に逃げなければいけません。家には家族同然の犬、ももがいます。
ももは6歳、メスのゴールデンレトリーバーです。
あなたはももを連れて避難所に行きますか? YES、NO?」
犬を飼われているご家庭では、YES以外ありえない!という声が聞こえて来そうですね。
でも、理由があって、NOと答える方もいます。
みなさんなら、どんな答えを出しますか?
楽しみながら、そして真剣に防災について学んでいただいた1日。
2時間半と長丁場でしたが、子どもたちは最後までしっかり学んでいました。
最後に、防災アイディアを家族で考えていただきました。
夢物語のようだけど、形を変えれば実現可能かも?
そんな楽しいアイディアは21日からギャラリーに貼り出します。(1週間の展示です)
ご来館の際は、ぜひご覧になってみて下さい。